マジで競馬と戦わないブログ

競馬について感想を語ります。。。

海外遠征すると

 海外遠征すると馬には良いのか悪いのか。

 

 一昔前までは、海外遠征すると馬にはダメージが残る、という報道が多かったような気がする。海外遠征は果て無き夢。強い馬なら海外遠征させて、日本馬の強さを証明したい。でもリスクは大きい。実際に帰国後はなかなか実戦復帰できなかった馬もいたような・・・。

 

 ところが、最近はこの傾向が若干変わり、海外遠征して馬が良くなった、というコメントをよく見かけるようになった。

 

 例えば、ディープボンドは先日の阪神大賞典のときに和田騎手が「帰ってきてから、切れる脚も使えるようになった。走るフォームも沈む感じになってきたし、ここにきて成長している」とコメントしていたようだし、レイパパレも高野調教師が今週の大阪杯一週前に「香港に行ったのが大きかった。飛行機の輸送、違う環境での調整などを経験して、精神的にたくましくなった」とコメントしていたようだ。

 

 日本の競馬界は海外遠征に強い意欲をもって試行錯誤を繰り返してきた。やはり、長年の努力経験の蓄積がモノを言って、先日のドバイワールドカップデーのような良い結果が出ているのは間違いないだろう。それにつれて、帰国後に馬に良い影響が出る例も出てくるようになった。

 

 ただ、冷静に考えてみると、おそらく帰国後にどういう影響が出るかはあくまでケースバイケースというのが正しくて、必ず良い影響が出る(または、必ず悪い影響が出る)かというとそうでもないだろう。例えば、輸送がうまくいかなくて馬が消耗して回復ができないこともあるだろう(悪いパターン)。たんたんと遠征をこなして帰国後に良くも悪くもなっていない場合もあるだろう(どちらでもないパターン)。はたまた、ディープボンドやレイパパレのように良くなる場合もあるだろう(良いパターン)。

 

 なんだか夢のない結論ではあるが、これからも日本馬の海外遠征については強い期待を持って見守りたい。その中で、帰国後に海外遠征の経験を生かして良化し、良い成績をおさめる馬が出てくれば素晴らしいことだと思う。

 

 

  ディープボンドは海外遠征で進化したようですね。

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 日本馬1日5勝はびっくりしました。全レース馬券発売しても良いのでは。

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